大きな噴水が目印のカールス広場。
今回はこの広場周辺について紹介したいと思います。
カールス広場はミュンヘン中央駅とマリエン広場の間にあります。
電車だとHauptbahnhof-Karlsplatz-Marienplatzとなっていますが、歩ける距離です。
Karlstor(カールス門)
カールス広場からノイハウザー通りに入るところに立っている大きな門。
元々は通りの名前と同じで「Neuhauser Tor」と呼ばれていたそうです。
1791年に選帝侯カールテオドールによって建て直され、名前もカールス門となりました。
いつも特に気にせず通ってしまいますが、よく見るとMünchner Kindl(ミュンヘン小僧)がいたりいろいろ装飾が付いています。
(Stachus)とは?
駅の表示や電車のアナウンスなどでKarlsplatz(Stachus)となっているのですが、その()の意味が何だろう~と気になっていたので調べてみました。
ミュンヘンにKarlsplatzが複数あるとかかなー?と思っていたのですが、どうやら違うようです。
話は18世紀まで遡ります…
そのころ現在Kaufhofが建っている所には酒場があり、お店と庭でビールを出していました。
お店の主人の名前Mathias Eustachius Föderlから、その後オーナーが変っても「Stachus-Wirt」「Stachus-Garten」の名は残り、そのレストランがあった広場も「Stachus」と呼ばれるようなりました。
18世紀末にバイエルン選帝侯Karl Theodor(カール・テオドール)が、自分の名前から「Karsplatz」としましたが・・・彼はミュンヘンの人に嫌われていたため、市民は昔の「Stachus」の名前を使い続けました。
カール・テオドールと言えばハイデルベルクのカール・テオドール橋を思い出しましたが同一人物です。
なぜ彼がミュンヘンで嫌われていたかと言うと、当初彼はバイエルンに興味を持っていなかったため、
オーストリアと領土の交換をしようとしたからだそうです。(結局失敗に終わる)
その後、カールテオドールは市民に歩み寄ろうと英国庭園を作ったりしましたが、その努力もむなしく…(?)
今日でも「Stachus」と呼ぶ人も多いそうです。
※ドイツ語の文を読んで調べたので、間違っているとこがあるかもしれません…
Stachus Passagen(シュタフス パサージュ)
カールス広場の地下にはお店が並ぶ通路になっています。
デパートKaufhofやKarstadtの地下階とも繋がっていますし、スーパーTengelmannやドラッグストアdm、FCバイエルンのファンショップなどもあり、お土産を買うにも良い場所だと思います。
軽食のお店も色々ありますが、私のお気に入りはBREZELINAというBrezelとマッシュポテトのインビス。(持ち帰り専用で食べる場所はありません) ピンクでとてもかわいいです!!
私はButterbrezelしか食べたことありませんが。。何種類かのBrezelとトッピングが選べるマッシュポテトがあります。
あまり塩がかかっていないので、そこがちょっと物足りなく感じますが、パンが柔らかめで美味しいです。
URL:http://www.stachus-passagen.de
Landgericht München(地方裁判所)
Karlsplatz前の大通りの向こう側に立派な建物が見えます。(デパートKarstadtの北側)
ここはミュンヘンの地方裁判所だそうです。
Oberlandesgericht(上級地方裁判所)
地方裁判所の前のPrielmayerstraße(プリールマイヤー通り)を中央駅の方に歩くと隣にある建物。
こちらも裁判所で、ミュンヘンのOberlandesgericht(上級地方裁判所)です。
Alter Botanischer Garten(旧植物園)
旧植物園という名前ですが、現在は公園になっています。
Landgericht München(地方裁判所)の北側にあります。
上の写真は左はKalsplatz側の門です。
左は園内にあるKunstpavillon。展示などされています。
右はKunstpavillonの横にあった記念碑。1882年、ミュンヘンのMiesbach(ミースバッハ)で、世界で初めて直流送電を建設したことを記念して建てられたもの。
左はNeptunbrunne(ネプチューンの噴水)。私が行った時は水は入っていませんでしたが、夏は出ているのかな?
園内にはPark Carfeというレストランもあります。夏はビアガーデンもあるようです。
左は植物園の東側の道路を歩いていたら見つけた大きい輪っかのオブジェです。
新しい植物園はニンフェンブルク城にあります。
デパート
カールス広場にはドイツを代表する二つのデパートが道を挟んで並んでいます。
両方とも地下のStachus Passagen(シュタフス パサージュ)から行くことができます。
Karstadt
ここのkarstadtは大きいです。東の入口がカールス広場で、西の入り口が中央駅のそばにあります!
1階や地下は端から端まで繋がってはいませんが、私はいつも3階(日本式4階)を見ながらこの2駅間を移動しています。
3階にはキッチン用品や食器の売り場と、手芸用品の売り場などがあります。
Kaufhof
地下階に文房具、食品、キッチン用品などの売り場があります。
マリエン広場のKaufhofはキッチン用品が上の方にあるので、行くのが楽なこちらによく行ってるかも…笑
食品売り場はマリエン広場の方が充実していると思います。
クリスマス
クリスマスマーケットの時期には、カールス広場にスケートリンクと小屋ができていました。
カールス広場周辺の地図
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1.Karlstor(カールス門)/ 2.Landgericht München(地方裁判所)/ 3.Oberlandesgericht(上級地方裁判所)/ 4.Alter Botanischer Garten(旧植物園)/ 5.Karstadt / 6.Kaufhof