私が今まで使った参考書や辞書など、ドイツ語の勉強に役立つ本を紹介したいと思います。
ドイツ語学習用の本は値段が高めのものが多いので、あれもこれもと買えないのが残念ですが
こう並べてみると色々と買ったものですね。その割に成果が…?笑
私は上級者ではないので、上級者向けの本は紹介できませんが、
実際に今まで使って良かったと思うものや気に入っているものなどをリストアップしてみました。
A2~B1くらいのレベルの人にお勧め出来る本が多いのではないかと思います。
※本の写真からアマゾンにリンクしています。価格は2013年1月時点のものです。
辞書・単語
電子辞書(クラウン独和辞典・独和大辞典)
ドイツ語を始めた当初、こちらの紙の独和辞典を買って使っていました。
その後電子辞書を購入し、結局電子辞書ばかり使うようになってしまいましたが。。
電子辞書はカシオのEx-wordのドイツ語モデルを買いました。
こちらのクラウン独和辞典と独和大辞典、和独、独英・英独が入っているものです。
クラウンの方には動詞の変化形もそれぞれ載っていて便利。
ただ、文章を読んでいるとクラウンでは出てこない言葉もあります。そんな時独和大辞典のほうを探してみると載っていることも多いです。
独和大辞典は日本で最大の独和というだけあって、複合語などで「これは載っていないだろうな?」と思う単語も載ってたりするところがさすが!例文も豊富で、複数のキーワードを入力しての検索もできるので、慣用句なども探しやすいです。
こちらの辞書は変化形は、同様の変化をするものでまとめられているので、クラウンの方が親切です。
確か4万くらいしたのですが大分お世話になっています。十分元を取ったと思う!
欲を言うともっと小さいサイズだったらいいのになと思います。
Langenscheidt Power Wörterbuch Deutsch(独独辞典)
ドイツ Langenscheidt社 / 1883円
中級になり、先生に独独辞書を進められ、仲の良かったクラスメイトも買って良かったと進めてくれたたこともあり購入。
こちらはドイツ語学習者向けのものです。絵も多くて堅苦しくない雰囲気。
しかし私のレベルではこの本は辞書としてはあまり機能しない…汗
意味が分からない単語を引いて説明を読んでもなんだかかスッキリしなくて、結局、独和で引き直してしまう。。
でも、独独で読んで何となくこういう意味かな~と思ってたものが、
独和を読んではっきり意味がわかると、何ともいえない爽快感を味わうことができます!
また既に知っている単語を調べてみるのもお勧めです。
ドイツ語で単語の意味を説明するのって結構難しいので勉強になります。
あとこの本には所々でドイツの文化の紹介とかのミニコラムや、テーマごとの単語リストなども挿入されているので、意味を調べるというよりかは、読み物として使えるのかな、と思います。
ドイツでは約17EURと安いなーと思ったのですが、日本のアマゾンでもそんな変わらない値段で購入できるようです。ドイツ語関連の本は高いので、このボリュームでこの値段はお得?!
暫く放置していましたが、私もまたちょっと読んでみようかと思います。
Visuelles Wörterbuch Japanisch-Deutsch
Coventgarden Verlag / 1117円
これはドイツで買った和独ビジュアル辞典。日本のアマゾンでも売っています。
名詞を中心に、絵つきの単語が12000語以上収録されています。
日本語を勉強するドイツ人向けの本ですが、ドイツ語を勉強する日本人も使えると思います。
↓以前ブログでも紹介した記事です。
【Visuelles Wörterbuch Japanisch-Deutsch】和独ビジュアル辞典
文法
基礎ドイツ語 文法ハンドブック
岡田 公夫、 清野 智昭 / 三修社/ 1680円
この本は始めにドイツに来た時に持ってきた本。
ドイツ語を習い始めた時に本当~にお世話になりました!
私はドイツ語ほぼゼロの状態でドイツに来て、ドイツ語学校に通い、ドイツ語で文法を習いましたが、授業で先生の説明を聞いてもよくわからない時もあり・・・
そんな時にこれを見て確認すると「あーそういうことだったのか」とよく理解できるようになりました。
必携ドイツ文法総まとめ
中島 悠爾、 朝倉 巧、平尾 浩三 / 白水社 / 1680円
始めに上の文法書を買ってとても役に立ったので、同様のものですが、こちらも評判が良く気になってしまい追加購入。
中級以上の項目は色青い文字で書かれており、上の本よりも長く使える内容とはなっていますが、ちょっと見ずらいレイアウトかなーと思います。
上の本は日本に持って帰ってしまい、現在はこちらが手元にあります。
じっくり読むような感じではなく、文法でどうだったっけ?と分からなくなった時に見直す辞書な様な感じで役立っています。
こういう本が一冊あると便利だと思います。
ドイツ語のしくみ
清野 智昭 / 白水社 / 1470円
この本は参考書というよりかは読み物。
ドイツ語のしくみについて気軽に読める一冊です。
私はドイツ語を始める時に読んだけど、すらすらと最後まで読み切れました。
それから暫く経ちドイツ語が少し分かってきた今、また読んだらどう感じるかな?
今は実家に置いてあるので、日本に帰ったら読み返してみたいと思います。
中級ドイツ語のしくみ
清野 智昭 / 白水社 / 2940円
これは上の本の中級者向けバージョン。同じように読み物風のつくりです。
上で紹介した文法書は分からない時に調べたりするのには便利ですが、
こちらは物語を読むようにドイツ語の文法について読み進められ、授業で先生の話を聞いているような感じです。
それぞれのテーマが見開き1ページで完結しているので、寝る前とかに適当に開いたページを読んだりもできます。
リスニング・スピーキング
ドイツ語 発音聞き取りトレーニングブック
新倉 真矢子, アンゲラ リプスキー / 三修社 / 2940円
こちらは発音と聞き取りに特化した本。
ドイツ人と話していて、単語が聞きとってもらえず何回も何回も言い直す… そんなことが何回か続き、購入にいたりました。
発音記号ごとに口の形の断面図が載っていて、唇や舌の動きや息の出し方など解説されています。
しかし発音は頭でわかったと思っても難しいですね…
実際に話す時にそこまで意識が回らない事も多いですし。
ただ聞き返されたりした時に、正しい発音を知っていたら、
何度も何度も聞き返されたりすることは減るのではないかと思います。
音の違いを聞きとる問題も途中でてきますが、難しいです。私はこういうの苦手で。。
前半が発音編で、後半が聞き取り編になっています。
聞き取り編はまだ手をつけていないので、後日追記します。(勉強しなきゃ…汗)
ドイツ語スピーキング
三宅恭子,ミヒャエラコッホ / 三修社 / 2310円
これはドイツ語会話の練習におすすめの本です。
空港、ホテル、列車等の場面をテーマに、ユキコさんとドイツ人の対話となっています。
Stufe1では二人の会話を見て聴いて確認、Stufe2ではユキコの発話部分が空白になっています。
CDでも2つ目はユキコ部分が流れないので、自分で口に出して練習できます。
Stufe2の空欄部分をディクテーションしてみたりと様々な使い方ができます。
文の内容は難しいものではないのですが、実際に口に出してみるとスラスラ言えなかったりします。。
会話ってとにかく口に出す練習が必要だなというのを実感した一冊でした。
携帯版 ドイツ語会話とっさのひとこと辞典
在間進(編) / DHC/ 3150円
会話に特化したミニサイズの辞書。
内容はボリュームあるのにコンパクトで軽く持ち運びにも向いています。
中には私の生活には出てこないような場面、会話も多くありましたが、
会話の文について全然わからなかったのでとても参考になりました。
同じ意味でこういう言い方もある、ということや、注意点などが書かれているものもあり勉強になります。
残念なのは、全部カタカナの振り仮名がふってあってちょっと見ずらいこと。
カタカナが書いてあると、ついついカタカナの方を読んでしまうので邪魔に感じます。
あとはドイツ語で友達にメール書く時などにここから使えるフレーズをよく探しました。
旅行に役立つ会話やビジネス文書についても載っています。
私は持っていませんが、別売りでCDもあります。
Langenscheidt Sprachfuehrer Japanisch
Langenscheidt社 / 1350円
こちらは日本へ旅行する人向けコンパクトサイズの会話集。
空港でつい買ってしまいました。飛行機に乗る前の本屋さんってお財布の紐が緩む気がします。。
ドイツ語・日本語の例文載っていますし、単語のリストもありますが、ドイツ人向けなので名詞の性などは載っていません。日本の文化に関する説明も少しあります。
面白いのが、一番始めの方で出てくる「Sich kennenlernen(知りあう)」というテーマ。
その中で「sich bekannt machen(紹介する)」 「sich verabreden(約束する)」 と並び「Flirten(いちゃいちゃする)」という項目が!笑
「愛してる」とか「髪がきれい」とか載っています。
こういう言葉を使うのは慎重に、という注意書きもありましたが。。。
日本で売っている旅行会話の本にはこういう言葉ってあまり載らないですよね。
私が持っているドイツ旅行用の会話集には、しつこくされた時の断り方の例文は載っていましたが…笑
あまり勉強に役立つというタイプの本ではないかもしれませんが、面白いので紹介してみました。
作文・手紙
手紙・メールのドイツ語
マルコラインデル(著),久保川尚子(訳) / 三修社 / 2100円
手紙の本が欲しかったと思ってたので、本屋さんで見つけた時は嬉しかったです。
しかも著者が、私がCDを持っているNHKのまいにちドイツ語にも出ていたマルコラインデルさん!ということで迷わず購入しました。
プライベートのメール、SMSからオフィシャルなメールの書き方まで文例が豊富に載っています。文中の例文以外にも、同様の言い回しもいくつか紹介されています。
自分が書く時にも応用できる例文がたくさんあるので、とても参考になっています。
辞書的な感じで一冊あると便利な本だと思います。
しくみが身につく中級ドイツ語作文
清野 智昭 / 白水社 / 2415円
上で紹介した「ドイツ語のしくみ」の清野先生の本。
「ドイツ語のしくみ」が気に入っているので、同じ先生の本という事で買ってみました。
こちらは作文を通してドイツ語のしくみを理解するという趣旨の本です。
一番最近手に入れた本で、実はまだ手をつけていませんが…
2013年はこちらの本を終わらせることを目標にしたいと思います!