ミュンヘンで一時的な滞在許可をもらってから約2カ月後、外国人局からメールが届きました。
(一回目の申請の様子はこちら→【ミュンヘン】外国人局へ滞在許可申請へ)
内容は、以前住んでいた町から書類が届いたので来てくださいということ。
今回は全部書類が揃ったということで電子滞在許可証(eAT)の手続きをしました。
その時の手続きから受け取りまでについてまとめてみました。
eAT(電子滞在許可証)
eATは「Der elektronische Aufenthaltstitel」 の略で、2011年9月から導入された電子滞在許可証です。
いままでパスポートに貼られていたシールの滞在許可証がキャッシュカードの様な形に変わりました。
このカードには自分の顔写真プラス顔写真のホログラムがいくつも入っています。(ちょっとおかしい笑)
偽造が困難な点やオンライン認証ができるなどの利点があるそうです。
また外国人局で指紋を採取されまして、指紋情報もこのカードに入っているそうです。
指紋情報はカードにのみ蓄積され、外国人局には保存されないとのこと。
eATの申請
現在有効な滞在許を持っている場合は、すぐにeATに変更する必要はなく有効期限まで使用できます。
次回の更新の時に電子滞在許可に変更となります。
私たちは今回ミュンヘンにきて初めての申請だったのでここで電子滞在許可となりました。
ミュンヘンの外国人局で指紋をとって、電子滞在許可に関する冊子をもらい
160EUR払い(一人80EUR!)、滞在許可証の引換券をもらって終了。
その他、eATが出来るまでの間の一時的な滞在許可証が必要になる場合、
その発行手数料がかかる場合もあります。(一人20EURだか30EURだったかな…)
私たちは前回来た時に一時的な滞在許可証を発行していたのでその費用はかかりませんでした。
eATの受け取り(ミュンヘンの場合)
申請してから6~8週間くらいで出来上がります。
ミュンヘンの場合、外国人局のサイトBearbeitungsstatusのところから出来上がったかどうか確認できます。
申請した時にもらう引き換え証にパスワードが書いてあるのでそれを入力して「Auskunft」をクリックです。
出来上がりができたらKVR(Kreisverwaltungsreferat )3階(ドイツ式2階)に受け取りにいきます。
名前忘れちゃいましたがeATのWartezoneみたいに書いてあるところがあると思います。
そこに番号札を発行する機械が置いてあるので、番号札をとって自分の番が来るまで待ちます。
私が行った時には前に20人くらい待っていましたが30分位で自分の番になりました。
自分の番が呼ばれて部屋に行き、カードを受け取り終了。
あと付帯条件がかかれたZusatzblattという紙も貰いました。
この滞在許可は、夫が○○での仕事が終了したら終わりよ~というようなことが書いてあります。
とりあえず無事に夫の契約終了までの期間の滞在許可がもらえました。
これでしばらく外国人局にはいかなくてすみます♪笑
オンライン本人確認機能
カード読取装置(市販で入手可能)を使って、オンラインでの身分証明ができるようになるというもの。
これで本来は直接自分で赴いて手続きしなくてはいけなかったものが、オンラインで申し込みができるようになったりします。
カードを受け取る時にこの機能を利用するかしないか聞かれます。
今のところ利用する予定はありませんが、とりあえず利用するにしておきました。
この機能を利用するのに必要なパスワードは、eATが出来上がるころに郵送されました。
出入国時には忘れずに!
このカードを持ってから初めてドイツから出国する時、空港の出国審査のところでパスポートを出してこのカードを出すのを忘れていました。
そのせいかわかりませんが、どこに行くのか、目的は何か、どのくらい行くのか、ドイツにどのくらい住んでいるのか、ミュンヘンで何をしているのか…等々色々聞かれてしまいました。
最後にカードは持ってるか?と聞かれて見せたら、ok、とあっさり終了。
帰って来る時はパスポートとカードを一緒に提出したら、「ミュンヘンに住んでいるの?」と聞かれて「はい」というやり取りのみでした。
このカードを出さなかったからかは分かりませんが、こんなに色々聞かれたのは初めてでドキドキしました。
先日ミュンヘン総領事館からも「滞在許可証の携帯を忘れると出・入国審査時にトラブルとなる危険がある」との注意喚起のメールマガジンがありました。
ドイツから海外へ行く際にはこちらのカードもお忘れないようにお気をつけください。
ミュンヘン総領事館のサイト:滞在許可証の携帯確認について(注意喚起)
参考サイト
- eAT(電子滞在許可証)の導入について(在ミュンヘン日本国総領事館)
- 電子滞在許可証(eAT)について知っておくべきこと(pdf)(Bundesamt für Migration und Flüchtlinge)