去年(2013年)の秋に独検の準1級を受験し合格しました!
その時に下書きして更新しようしようと思っていたら、また独検の季節になってしまいました…
私はミュンヘンに来てからはドイツ語に対する意欲は下がる一方で、殆ど勉強もしていませんでした。
語学学校も少し通ったのですが、途中で行くの止めてしまった程。
でも日本に帰ってくるとドイツ語が気になり始めるものですね。不思議!
ふと独検の事を思い出してサイトを見ると、ちょうど申し込みが始まった頃でした。
受けるならもう今年しかないだろうし、準1級なら落ちても仕方ないと思えるかと思って挑戦することに!
落ちても仕方ないとは思いつつ、受験料8,000円という高級テスト(2014年からは10,000円になりました!)、さらにドイツ語の参考書や問題集は高い!!
ということで、払ったお金は無駄にしたくない!と久しぶりにドイツ語を勉強しました。
ドイツにいる時より頑張った(笑)
無事に合格しましたので試験内容と対策について紹介したいと思います。
ここでは申し込みから一次試験合格まで書いています。
二次試験から合格発表まで、使った問題集については独検(ドイツ語技能検定試験)準1級 受験&対策 その2 をご覧ください。
申し込み
2~5級は春と秋の年二回ありますが、1級、準1級は秋のみの年1回です。
指定の本屋さんや大学の生協にて支払い、支払い証明書と願書を事務局へ郵送します。
私は家から行きやすい所に申し込みができる書店がなく、夫の職場の近くで出せるところがあったのでお願いしました。
家のそばで申し込み出来ない場合は事務局から受験要項を取り寄せ、郵便振替で支払う方法もあります。
その後、試験の10日くらい前までに受験票が届きます。
一次試験:筆記試験の内容
試験時間は90分。
全体的に問題数は多くないのですが、その分ひとつひとつ確実に取りにいかなくてはなりません!
長文が続くので最後の方は集中力が切れてくる&時間がなくなってきて焦りもでてきてしまうかも…
時間配分を考えながら進めることが大切です。
私は文法等すっかり忘れている部分が多く結構大変でした。
ドイツ語で文法用語なども習っていたので、日本の参考書をみてると説明文が難しく感じてしまい全然頭に入ってこないし。
試験内容は年によって変わると思いますが、参考にはなると思うので私が受けた時の内容を紹介します!
1 慣用句などの穴埋め問題。
4つある選択肢のなかから答えを選びます。
私は今回「機能動詞」というのを初めて知り(汗)そしてこれがなかなか覚えられなくて大変でした。
2 派生語
aとbの文があり、aの名詞に下線が引いてあり、bは一部(かっこ)になっています。
aとbが同じ意味になるように、aの名詞と関係のある動詞を書く問題。
これは自分で書く問題です。そこまで難しくないかと思いますが、
語尾の変化などを間違えないように注意が必要です。
3 語順
( )が3つ開いている文章があり、提示してあるabcの語句の並び順を選ぶ問題。
4 長文
・文章中の( )に入る語を4つの選択肢から選ぶ問題
・本文と一致する文章を6つの中から3つ選ぶ問題。
5 長文+表
文章と表を見て問題に答える。
・文章中の( )に入る語を4つの選択肢から選ぶ問題
・3つの空欄に入る数字の組み合わせを4つの選択肢から選ぶ問題
・本文と一致する文章を5つの中から2つ選ぶ問題。
6 長文
インタビューの回答者の部分が空欄になっていて、右の文から選部問題。
節約について、話す言葉が関係しているという研究についてのインタビューで、正直よく意味がわからなかった・・・けど、選択肢1~7を全部使うし、じっくり読めば文章中にヒントが出てくるので点数をとりやすい問題かもしれません。
7 長文
文章を読み、8つの文章から合っているものを4つ選ぶ問題。
一次試験:聞きとり試験の内容と対策
休憩を挟み、約30分の聞きとり試験です。
1. 4つの解答を聞きとり選ぶ
問題用紙には質問だけ書いてあり、初めの2分で目を通します。
その後テキスト、質問、それに対する解答の選択肢4つが読み上げられるので、答えを選ぶ。
ポイントは、1回目聞いた時に解答の1~4が何言ってるか聞きとってメモ。
2回目に聞く時は特にそこを中心に聞く。
テキストの読み上げはそこまで早くなくいので聞きやすかったです。
2. 文章を聞いて内容と合っている文を4つ選ぶ
選択肢の文章が9つあり、初めの3分間で目を通す。
そのあとインタビューを聞き、内容と合っているものを4つ選ぶ。
私は文章を読むのが苦手で、初めの3分で選択肢をちゃんと理解できなくて
その後も焦ってしまい、聞きとりも頭に入ってこなかった…
聞きとり1問目の始めの2分間があまったので、その時2問目の方にも目を通しておけばよかったなーと思います。
聞きとりの練習
聞きながらメモをとるのが難しいと思ったのでその練習をしておくと結構役立つかもしれません。
特に数字!出題されることも多いので慣れておく必要があります。
このサイトでも紹介しているDeutsche WelleのTop-Thema mit Vokabelnがおすすめです。
→【Podcast】ドイツ語ポッドキャスト(Deutsche Welle編)
私がした練習方法ですが、まずは文章は読まないでメモをしながら聞き、「Fragen zum Text」という文章に関する問題があるのでそれを解いてみました。
あとは文章中に数字が出てきたらとりあえず何でもメモしました。
「19××年」など数字が出てくることが多いのですが、これで数字の聞きとりに少し慣れたと思います。
その後は、PDFをプリントアウトして、わからない単語を調べたりしました。
音声はipodにいれて散歩しながら聞いたりしていました。
Fragen zum Textの答えは1年前のものまではPDFでまとまっているのですが、
最近のものはDeutsche Welleのツイッターをチェック。
ニュースをゆっくり読んでくれるLangsam gesprochene Nachrichtenも良いのですが、
内容が全然頭に入ってこなくて…汗 内容的にTop-Themaの方が興味が持てて続けられました。
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一次試験の結果
試験の翌日に独検のサイトに解答が出ます。
問題用紙は持ち帰ることができるので、自分の答えをチェックしておくと答え合わせできます。
配点はわからないのですが、6~7割取れていれば大丈夫かと思います。
一次試験の結果は12月下旬頃発送となっていましたが、18日に郵便で届きました。
2009年に2級と3級を受けた時も20日頃には届いていたので、秋の試験結果は大体この頃なのかと思います。
結果は合格!と書かれているのではなく
合否 1 1=合格, 2=不合格
と書かれていて、焦って封を切ったら一瞬合格なのか不合格なのかわからなかったです。
落ち着いて見ましょう!
二次試験の案内と解答も同封されていました。
翌日に出ていた解答をみて自己採点して大丈夫だろうなーと思ってはいましたが
やっぱり合格は嬉しいです♪
合格点
一次試験の結果と一緒に今期合格最低点も記載されていました。
2013年は52.69点。
独検のサイト「結果概要」のページに各年の合格最低点も掲載されています。
その他平均点や合格率も確認できます。
参考ページ
・独検online:独検の公式サイトです。
・独検(ドイツ語技能検定試験)準1級 受験&対策 その2 : 面接から結果発表、使った問題集を紹介しています。
・独検(ドイツ語技能検定試験)2級&3級 :2009年に2級と3級を受けた時の記事です。