ミュンヘンには何種類かの券売機があり、駅によって置いてあるものが異なります。
ここではそれぞれの券売機について紹介したいと思います。
結構シンプルで分かりやすいつくりなので、操作は難しくないと思います。
どのチケットが買いたいのかということが分かっていれば、迷わずに買えるのではないかと思います。
どんなチケットがあるかなどは別でまとめていますのでそちらも併せてご覧ください。
→【ミュンヘン】電車・バス・トラムのチケットの種類
できるだけ正確な情報を提供できるように調べて書いたつもりですが、間違っている点や変更になっている点などもあるかもしれません。予めご了承くださいませ。
ミュンヘンの券売機
ミュンヘンの駅や停留所にある券売機は私が知る限り5種類。
左から、
1.Zeitkartenautmat(定期券用)
2.ミュンヘン近郊電車用(ボタン式)
3.ミュンヘン近郊電車用(タッチパネル式)
4.DBの券売機(右の写真)
5.トラム・バス車内の券売機(写真準備中…)
MVV管轄のU-bahnやトラムの駅には左の写真のような青っぽい発券機が置いてあります。
右の赤い券売機は中央駅やS-bahnのある駅にあるDBの券売機。
(写真はミュンヘンのものではないですが、同じようなデザインです)
写真はありませんがバスやトラムの車内にも券売機があります。
以下では、それぞれの特徴を紹介したいと思います。
1. Zeitkartenautmat(定期券用)
上の写真一番左は定期券専用の券売機です。
- 買えるチケット
- 一週間券、一か月券(IsarCard、IsarCard9Uhr)などの定期券
- 特徴
- 現金は使えません。Girocard, GeldKarteが使えます。
- 翌月の分も買うことができます。
このマシンがある駅はこちらで確認できます。→Zeitkartenautomaten(MVG)
2. ミュンヘン近郊電車用(ボタン式)
上の写真中央はU-bahnの駅などにある券売機。
買うチケットのボタンを押してお金を入れるだけ、シンプルな操作でチケットを購入することができます。
- 買えるチケット
- 一回券、一日券、短区間券、回数券など。シティーツアーカードは買えないマシンもありました。
- 特徴
- 現金、Geldkarteが使えます。
- 使えるお札は機械のモニターに表示されます。50EUR等大きいお札は使えない事が多いです。
- チケットに日付が入らないので、「Hier Entwerten」と書いてあるところに打刻してから乗ります。
- (打刻についてはこちらもご覧ください:【ミュンヘン】電車・バス・トラムの乗り方)
3. ミュンヘン近郊電車用(タッチパネル式)
上の写真一番右は、上の券売機の新型バージョンでタッチパネルで操作します。
日本語も使えて、操作もシンプルで分かりやすいので一番使いやすい機械だと思います。
- 買えるチケット
- 一回券、一日券、短区間券、回数券、バイエルンチケット、ハッピー週末チケット、シティーツアーカード等
- 特徴
- 日本語、英語で操作可能。
- 現金、Geldkarte、Girokarte、クレジットカード(MasterCard, Visa)が使えます。
- チケットには日付が入らないので打刻してから乗ります。
- 切符にバーコードが付いていますが、次回同じものを購入する時に、「バーコードをスキャンしてください」ボタンをおして、このバーコードを券売機にかざすと一気に支払い画面まで進めます。
Der neue Ticket-Automat(MVG) ドイツ語ですがこの券売機の使い方の説明があります。
4. DBの券売機
上の写真一番右、HauptbahnhofやS-bahnの駅などにある赤い券売機です。
- 買えるチケット
- 一回券、一日券、短区間券、回数券、定期券、バイエルンチケット(他の州の一日券も)、ハッピー週末チケット、シティーツアーカード等
- 特徴
- 色々なチケットが買えますが、メニューが色々ありちょっと分かりずらいかも。
- 日付を選べるので、後日分のチケットも買えます。
- 一回券、一日券ではEntwertung(打刻)の有無が選べます。
- 現金、Geldkarte、Girokarte、クレジットカード(MasterCard, Visa)が使えます。(現金が使えないマシンも有)
- 英語で操作ができます。
この券売機ではいろいろなチケットが買えますが、あまり使い慣れていないので分かる範囲で紹介します。
左上の写真が始めに表示されているメニュー画面です。4つのメニューがあります。
1.Start-Ziel(スタート-ゴール)
目的地を選んで切符を購入。
2.Fahrplanauskunft (運行情報案内)
出発地と目的地を入力して、乗換や時刻表を検索することができます。
乗り換えプランが書かれた上の写真中央の様な用紙を印刷することもできます。
3.Gesamtes Angebot(共通オファー)
バイエルンチケットや週末チケットなどお得なチケット、他の州の周遊券などもこちらから購入できます。
1週間券や1か月券もここからも買えます。
上の写真右がメニュー画面です。ボタンがいっぱいあって良く分からない項目もたくさんあります。。
この画面からバイエルンチケットを買う方法は下記にて詳しく紹介しています。
【ミュンヘン】バイエルンチケットの券売機での購入方法
4.Verkehrsverbund(MVVメニュー)
ミュンヘン市内のチケットを購入できるメニュー。
左がMVVメニューの画面です。
一番左の列は目的地別にチケットを選ぶボタン、中央はZoneを選ぶボタンが並んでいます。
ここから1週間券や1か月券の購入もできます。
中央の画面はEinzelfahrkarten(一回券)のボタンを押したところ。
1Zone、Ausgabe mit Entwertung(打刻あり)が選択されています。
これで買ったチケットには有効期限が印刷されているので打刻不要です。
「Gültig bis(~まで有効)」に書いてある時間内に使わないといけません。
「Ohne Entwertung」を選ぶと打刻なしのチケットが購入でき、その場合は乗車前に打刻します。
★覚えておくと便利かも?!画面の下に出てくるドイツ語
- Weiter(次へ)
- Abbrechen(中止)
- Züruck(戻る)
- Bezahren(支払い)
- Außer Betrieb(運転中止・・・機械が使えない時に表示)
5. バスやトラムの中にある券売機
バスやトラムの停留所には券売機がないところも多く、車内にあるマシンで切符を買うことができます。
- 買えるチケット
- 一回券、一日券、短区間券など。
- 特徴
- コイン、Geldkarteが使えます。
- お札は使えません。多分運転手さんも両替してくれないと思います。
- 購入時に時間等印字されるので打刻は不要です。
- 故障中の時は一応運転手さんに聞いてみる。(その時は乗り換えの時に買えと言われました)
バスの運転手さんから買う
車内に券売機がないバスもあります。
そういう時は運転手さんからチケットを買います。これ苦手ー笑
その他、ミュンヘン交通情報
- 電車・バス・トラムのチケットの種類
- ミュンヘンの切符を紹介しています。
- 電車・バス・トラムの乗り方
- ミュンヘンの電車やバスの乗る時の流れや注意点、チケットの打刻について紹介しています。
- バイエルンチケットの券売機での購入方法
- バイエルン州の普通列車が1日乗り放題になるお得なチケット。券売機での買い方について紹介しています。
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- ドイツの交通機関を利用していて、日本と違うと思った点など私個人の感想を書いています。