帰国することになって、契約や登録していたものの解約が色々あったので、紹介したいと思います。
2013年の帰国時に書いたものですので、少し情報が古い部分もあるかもしれませんがご了承ください。
解約期限を確認する
ドイツは解約の期限(1ヶ月や3カ月など)がある事ものも多いので、3カ月以上前に解約手続きについて調べておくのが良いと思います。
FAXや手紙など書面で解約の文章を送るのが基本で、メールで大丈夫なところもありました。
解約用のフォームがある時はそれを使い、無い場合は「いついつに日本に帰国するので解約したい。」や「ダイレクトメールなどを止めてほしい。」というようなことを簡単なドイツ語で書いて送りました。
添削してもらってないのでめちゃくちゃなドイツ語だったかもしれませんが、大体なんとかなったと思います。
アパート関連
アパートの解約は、3カ月前までに大家さん、不動産屋さんに連絡し、大家さんには○月○日に解約したいということを書面でも提出しました。
住んでいる所によって違うかもしれないので、アパートの契約書を確認してみてください。
本来なら次の入居希望者の見学などもありますが、私の場合は、次に知り合いが入居してくれることとなったので、不動産屋さんに次の入居者を紹介する形となりました。
リノベーション
これも契約によると思いますが、ドイツでは退去する時に入居時の状態に戻せば、好きな色にペンキ塗ったり壁に棚をとりつけたりしても良いというところが多いです。
うちのアパートは壁の色を塗り直しは契約書に書かれていて必須でした。自分たちでやらない場合は大家さんにお願いして業者を入れるということでした。
自分たちで壁にあけた穴を塞ぎ、ペンキを塗りましたが結構大変でした。
道具を揃えたり、ペンキを買ってくるのも大変(車を持っていなかったし、ペンキの量が多いので重たい)。きれいに塗るのも難しかったです。
大家さんに見せて、ここをもうちょっと塗ってなど言われたりして…最終的にOKをもらえたのでよかったですが…
終わってみれば良い経験になったとも言えますが、次にこういうことがあるとしたら最初から業者に頼むと思います(笑)
次の入居者への引き継ぎ
自分達が入居した時と同じことを出ていく時にもすることになります。
大家さん、不動産屋さん、新入居者と私たちで家の状態、ハイツングや水道の使用量をチェックしました。
入居時にしたことはこちらの記事に書いてあります。
家賃の自動振り込みを止める
家賃を自動振り込み(Dauerauftrag)で入金している場合には止めます。
Sparkasseを使っていましたが、オンラインバンクから手続きできました。
電気の契約を解除
電気は家賃に含まれず自分で契約していたので、解約も自分でしました。
SWMのサイトを見ると、Mein SWMから手続き出来るとありますが、なぜかログインできなかったので、コンタクトフォームから解約したい旨を伝えました。
翌日には返信メールが来て無事解約。夫が英語でメールを送りましたが英語で返信が来ました。
Kaution,Nebenkostなどの清算
入居時に支払った保証金(Kaution)や毎月見込みで支払っている水道や暖房費などのNebenkostがあります。
Kautionは退去時に修繕費などに充てられることもありますが、使わなかった分は返却されます。
Nebenkostは実際に使った額を計算して、多く使っていたらプラスで払うし、少ない分は返って来ます。
これらの振り込みがあると思ったので銀行口座を帰国後も数か月は閉じずにいたのですが、結局、計算が終り振り込まれるまでに8か月かかり、日本の口座に送金してもらうことになりました。
保険
健康保険
私たちは職場で手配してくれた公的保険に加入していました。
解約時も夫の職場で手続きしてくれたので特になにもせず。…と思っていたらアンケート用紙が届きました。
内容は「私は今後も保険の契約を続けたいです。なので以下の質問に答えます。」といった感じで、次の仕事や雇用形態に関するものでした。
なので保険会社に、「もう日本に帰ってドイツにはいないから解約したい」とメールしました。
これもすぐ返信が来て無事に解約できました。
Privathaftpflichtversicherung(個人賠償責任保険)
HUC社の保険に入っていました。
1年契約で、更新の1か月前までに連絡とありました。
契約途中で終了することとなりますが、とりあえずFAXで解約したいと言う手紙を送ってみる。
一週間後に解約を受け付けた確認の手紙が届きました。同時にもう一通封筒が来て、なんと小切手が入っています。
1年契約だから残りの期間の分は返金されないのかと思っていましたが、数か月分戻ってきたようです。
小切手は銀行に持っていって聞いてみたら、手続き後すぐに口座に入金されました。
ネットの解約・引き継ぎ
O2 のインターネットを利用していましたが、これの解約で失敗してしまいました。
解約はオンラインのマイページ、電話、手紙、FAXで手続きできます。詳しくは下記のリンクでご確認ください。
私の場合は、次の入居者がそのままネットも引き継いでくれるというので「Übertragung」の書類を書いてFAXを送りました。
リンクが変わってしまったので現在どこにあるか見当たらなかったのですが、Vertragsübernahme / Anschlussinhaberwechsel (DSL / Festnetz)というページにあったPDF「Zur Übertragung Ihres DSL-/Festnetzanschlusses: Beauftragung」という書類に記入してFAXしました。
これで無事に回線契約は次の人に引き継ぐことができたのですが、私の確認不足からちょっとした失敗をしてしまい、痛い出費がありました。
内容については後日、書きたいと思います。
テレビ・ラジオの受信料
3カ月ごとに受信料を払う契約をしていたので、最後の請求が来る前に手続きしてしまいたいと思って早めにFAXを送りました。
オンラインから申請書類をプリントアウトしてFAXしました。
当時は「Abmeldung der Wohnung」にあるPDFをプリントアウトしたのですが、リンクが変わっていて見当たらず。現在はAlle Formulareの「Wohnung abmelden」というところにあるフォームから手続きできそうですね。
海外に転出する場合は、それを証明するような書類も添付しなくてはならないのですが、転出届を提出するのは帰国の直前なので、書類がまだありません。
知り合いのドイツ人に相談したところ添付書類の項目に「Meldeamtliche bescheinigung」のところに「wird frühestens ○○ ausgestellt und wird dann nachgereicht(早くても○○に発行されるので、その後送ります)」と書いてFAXしてみたらということで一言記入。
数週間後に確認の手紙が届き、最後の月の受信料は調整すると書いてありました。
最後の請求書はちゃんと調整されたものが届きました。
帰国の証明書については特に書かれていませんでしたが、帰国前にAbmeldungの控えをFAXで送りました。
ポイントカードや通販のアカウントの削除
そのままでも良いかなーと思ったけど、家にカタログやDMが届くので削除依頼をしました。
アカウントの削除などについてはサイトのFAQなどを見ても特に書いてない事も多かったのですが、メールを送ったりFAXしたりして解約できました。
Payback
一番よく利用していたポイントカード。クーポンやDMが届いていました。
未使用のポイントを全部清算してから解約へ。
ログインして、問い合わせフォームからメールを送ったら翌日には返事がきました。
Yves Rocher
店頭で買い物した時にポイントカードを作ったら、DMがよく届いていました。
オンラインのメールフォームから問い合わせると、数日後にメールで返信があり解約できました。
Packstation
ウェブサイトのコンタクトフォームから問い合わせるが、返信なし。
なのでちゃんと解約できているかわからないのですが、マイページにログインできなくなったから多分解約できているはずだと思います。
しかしその後もシステムメンテナンスなどのメールが何度か届いています。大丈夫なのかちょっと不安です。
H&M
オンライン通販を利用したのでカタログやDMなどがよく届いていました。
メールを送ったら翌日にはお返事メールが来て無事解約できました。
IKEA FAMILYカード
コンタクトフォームからメールを送りました。
翌日には確認のメールが来て終了。メールやDMが止まるまでは10~12週間かかるのでご了承くださいとのこと。
Ikeaのカードは日本でも使えたみたいですね。
私は解約してしまったので、日本のIkeaでまた作りました。
お金関連、銀行(口座・クレジットカード)
家賃など自動振り込みになっているものを止める。
銀行口座の解約
Sparkasseで口座を開いていましたが、ドイツの銀行口座はもう必要ないし、手数料もかかってしまうので解約することにしました。
でも帰国後にアパートのKautionが振り込まれたり、光熱費の清算もあるので、暫くは口座を維持していたい。
ということを銀行に聞きに行ったら、「○月○日に口座を閉じる」という予約ができたのでその手続きをしてもらいました。
残金は日本の銀行口座へ送金してくれます。
Sparkasseのオンラインバンクで何度か日本の口座に送金していたのでその時のデータを見せて、ここに送ってといったらスムーズでした。
Kontauszug(利用明細書)は日本まで郵便で送ってくれました。
Sparkasseのクレジットカードも持っていたのですが、もう必要なかったのでその場で返して終了となりました。
日本への送金
ドイツの口座にあるユーロをどうやって日本へ持って帰るか。
別のページにまとめていますので書きをご覧ください。
以上がドイツから帰国した時にした解約手続きでした。
帰国する時はきれいさっぱり帰れるように、よく調べて手続きすることをお勧めします!
その他の帰国時にした事については別のページに書いています。